
Chrome 150/151で広告ブロッカーが使えなくなる?#
Google Chromeが、旧来の広告ブロッカーを動かすための「最後の抜け穴」を閉じようとしています。
2026年の夏、あなたが使っている広告ブロッカーが突然動かなくなるかもしれません。
この記事では、The Vergeが報じた最新情報をもとに、何が起きるのか・あなたに何が必要なのかを分かりやすく解説します。
⏱️ 読了時間:約3分
📌 この記事で分かること
- Chrome 150・151で何が変わるのか
- 影響を受ける広告ブロッカーはどれか
- Googleがこの変更を行う理由
- あなたが今すぐ取れる選択肢
【結論】重要ポイント3選#
① Chrome 150・151(2026年6月末〜7月予定)で、旧来の広告ブロッカーを動かす最後の回避策が完全に廃止される
② 影響を受けるのはManifest V2(MV2)ベースの拡張機能。uBlock Originなどが該当する
③ Chrome 151以降は、Manifest V3(MV3)対応の広告ブロッカーのみが動作する
忙しい方はこの3点だけ押さえておけばOKです。 以下では、背景・理由・対策をさらに詳しく解説します。
Manifest V2・V3とは?基本概念の解説#
Manifest(マニフェスト)って何?#
**Manifest(マニフェスト)**とは、Chrome拡張機能の「設計書」のようなものです。
拡張機能がどんな権限を持ち、どう動作するかを定義するファイルの仕様バージョンを指します。
- Manifest V2(MV2):旧来の仕様。uBlock Originなど多くの広告ブロッカーが採用していた
- Manifest V3(MV3):Googleが推進する新仕様。uBlock Origin Liteなどが対応
Googleは2024年にMV2ベースの拡張機能のサポートを段階的に終了し始めました。
しかし、一部のユーザーは「抜け穴(ワークアラウンド)」を使い、MV2の広告ブロッカーをChrome上で動かし続けていました。
今回の変更は、その最後の抜け穴をふさぐものです。
主な変更内容と技術仕様#
Chrome 150・151で何が削除されるのか#
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象バージョン | Chrome 150(2026年6月末予定)、Chrome 151(2026年7月予定) |
| 変更内容 | MV2プラットフォームへの参照コードをすべて削除 |
| 影響を受ける拡張機能 | MV2ベースの広告ブロッカー(uBlock Originなど) |
| Chrome 151以降の動作 | MV3対応の広告ブロッカーのみ動作可能 |
Googleエンジニアが語った削除の理由#
Googleの開発者であるDevlin Cronin氏は、Chromiumのコミットに次のようにコメントしています。
Chromiumコミットより(意訳): MV2拡張機能はChromのいかなるサポート対象バージョンでも許可されなくなった。 複雑さや技術的負債、セキュリティリスクを理由に、この機能を無期限に維持することはできない。 実際、MV2特有のバグが最近いくつか発見されている。 もちろん、他のブラウザが引き続きMV2をサポートすることは可能だ。
削除の主な理由は3つです:
- 技術的複雑さの解消:MV2のコードが保守の負担になっている
- セキュリティリスクの排除:MV2固有のバグが最近複数発見されている
- 技術的負債の削減:古い仕様を維持し続けることのコスト問題
業界・ユーザーへの影響#
誰が影響を受けるのか#
影響を受けるユーザー:
- MV2ベースの広告ブロッカー(uBlock Originなど)を使い続けているChromeユーザー
- 抜け穴を使ってMV2拡張機能を動かしていたユーザー
影響を受けないユーザー:
- すでにMV3対応の広告ブロッカー(uBlock Origin Liteなど)に切り替えたユーザー
- Firefoxなど別のブラウザに移行済みのユーザー
2024年の段階的廃止との違い#
Googleは2024年にMV2のサポートを終了し始めました。
その時点で多くのユーザーは:
- MV3対応の広告ブロッカーに乗り換えた
- 別のブラウザに移行した
という対応を取りました。
今回のChrome 150・151の変更は、残っていた最後の回避策まで完全に封じる最終段階です。
実際の対応方法・選択肢#
Chrome 151以降も広告ブロッカーを使いたい場合#
選択肢① MV3対応の広告ブロッカーに切り替える
ソース記事では、uBlock Origin LiteがMV3対応の広告ブロッカーの例として挙げられています。
Chrome 151以降もChromeを使い続けたい場合は、MV3対応の拡張機能への移行が必要です。
選択肢② 別のブラウザに移行する
Devlin Cronin氏のコメントにあるように、**「他のブラウザはMV2のサポートを継続できる」**と明言されています。
MV2ベースの広告ブロッカーを使い続けたい場合は、別のブラウザへの移行も選択肢の一つです。
⚠️ 注意: 各ブラウザの具体的なMV2サポート状況については、詳細は元記事および各ブラウザの公式情報を参照してください。
MV2とMV3の違い(比較)#
ユーザー視点での主な違い#
| 比較項目 | Manifest V2(MV2) | Manifest V3(MV3) |
|---|---|---|
| 代表例 | uBlock Origin | uBlock Origin Lite |
| Chrome対応 | Chrome 151以降は非対応 | Chrome 151以降も対応 |
| Googleの方針 | 廃止・削除対象 | 推進・サポート対象 |
| 他ブラウザ対応 | 継続サポート可能 | 対応 |
※ MV2とMV3の技術的な広告ブロック性能の違いについては、ソース記事に詳細な記載がないため、詳細は元記事を参照してください。
よくある質問(FAQ)#
Q1. Chrome 150になったら即座に使えなくなる?#
ソース記事によると、Chrome 150でまず一部の変更が入り、Chrome 151で完全にMV2のコードが削除されます。
完全に動作しなくなるのはChrome 151以降です。
Q2. uBlock Originは完全に終わり?#
Chromeでは、MV2版のuBlock OriginはChrome 151以降動作しません。
ただし、MV3対応版としてuBlock Origin Liteが存在します。 また、他のブラウザではMV2版のuBlock Originを引き続き使える可能性があります。
Q3. なぜGoogleはこの変更を行うの?#
GoogleのDevlin Cronin氏によれば:
- MV2固有のバグが最近複数発見されている
- 技術的な複雑さと負債の解消
- セキュリティリスクの排除
が主な理由として挙げられています。
Q4. この変更はいつ来る?#
- Chrome 150:2026年6月末予定
- Chrome 151:2026年7月予定
(The Verge、2026年6月15日時点の情報)
Q5. 他のブラウザでも同じ変更がある?#
Devlin Cronin氏は「他のブラウザはMV2のサポートを継続できる」と述べています。
Chromeに限った変更であり、他ブラウザがどう対応するかは各ブラウザの判断次第です。
まとめ:押さえておくべき重要ポイント#
✅ Chrome 150(6月末)・151(7月)で、MV2広告ブロッカーの最後の抜け穴が閉鎖
✅ uBlock OriginなどMV2ベースの拡張機能はChrome 151以降完全に動作不能
✅ Googleの理由はセキュリティリスク・技術的負債・バグの発見
✅ 選択肢はMV3対応広告ブロッカーへの移行、または別ブラウザへの移行
✅ 他のブラウザはMV2サポートを継続できる(Googleエンジニア発言)
Googleのこの動きは、長年のMV2からMV3への移行計画の「最終章」と言えます。
Chrome 151のリリース前に、自分の広告ブロッカーがMV3対応かどうかを確認しておくことをおすすめします。
参考元: Google Chrome is closing the loopholes that let old ad blockers keep working





