
Destiny 2、ついに終幕へ#
ゲームスタジオのBungieは、人気オンラインシューターゲーム「Destiny 2」の最終大型アップデートを2026年6月9日にリリースすると正式に発表した。その後、スタジオの焦点は「Bungieにとっての新たな出発」へと移行するという。
最終アップデートの内容と今後のゲームの状態#
Bungieによると、この最終アップデートでは「Destiny 2がプレイヤーが戻ってきやすい場所になるための多くの変更」が加えられる予定だ。アップデートの詳細はリリース前後にかけて順次公開される予定とのことだが、それ以降、Bungieが毎週公開してきたブログ記事も「一種の冬眠状態に入る」とされている。
最終アップデート後もDestiny 2はプレイ可能な状態に維持される。これは初代「Destiny」と同様の扱いとなる。BungieはDestinyシリーズについて新たな情報があれば改めて発表するとしており、「皆さんが最初に知ることになる」と述べている。
なお、Bungieが「Halo」の後に大きな賭けとして投入した初代Destinyは2014年にリリースされ、続編のDestiny 2は2017年に登場した。
Bungieの次の一手:Marathonと新タイトル#
Bungieはライブサービスゲーム(オンライン継続型ゲーム)事業からは撤退しない。今年リリースされたエクストラクションシューター(敵陣から資源や装備を持ち帰ることを目的としたシューターゲームのジャンル)「Marathon」は、Destiny 2の全盛期ほどの規模には至っていないものの、好意的に受け入れられているという。
そして、次に開発される新タイトルはDestinyの世界観とは異なる、まったく新しいIPになると見られる。Bungieは「未知のものは時に不安を感じさせることもあるが、未来を探求するこうした機会は刺激的だ」とコメントしており、「私たち自身も、そしてあなたたちもプレイしたいと思えるゲームを作るというコミットメントは変わらない」と表明している。
背景:SonyによるBungie買収とその後の苦難#
Sonyは2022年にBungieを36億ドルで買収した。しかし、買収後のBungieは順風満帆とは言えなかった。レイオフ(人員削減)やMarathonの開発遅延などが発生しており、Destiny 2の終了に伴いさらに「相当数」の追加レイオフが起こる可能性があるとも報じられている。
また、Sonyがかつて積極的に推進していたライブサービスゲーム戦略は大幅に縮小されており、業界全体としてもライブサービスゲームは現在「混乱した状況」にあるとされている。
まとめ#
Destiny 2は2026年6月9日の最終アップデートをもって実質的な開発が終了し、ゲーム本体はプレイ可能な状態で残される。Bungieは次の新作に向けて舵を切り、Destinyという長年続いたフランチャイズから離れる決断を下した。ライブサービスゲーム全体が難しい局面を迎える中、Bungieがどのような新タイトルを打ち出してくるのかは今後の注目点となる。
筆者の見解: Destiny 2は長年にわたり多くのファンを抱えたタイトルであり、今回の発表はゲーム業界における一つの時代の終わりを象徴するものと言えるかもしれない。しかし、ゲームがプレイ可能な状態で維持される点は、既存プレイヤーへの配慮として評価できる点だろう。





