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Falcon 9ブースターが5年で35回飛行——宇宙再利用の新記録

·4 分
著者
Alicia
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1機のロケットが5年間で35回飛んだ
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SpaceXのFalcon 9ロケット、ファーストステージブースター「B1067」が打ち上げから5年を迎え、35回目の飛行・着陸という注目すべき記録を樹立した。同社の現行フリート内でトップの実績を誇るこのブースターは、今後さらなる飛行回数の更新が期待される。


B1067の歩み——デビューから35回目まで
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B1067は2021年6月に初飛行を行い、Cargo Dragon宇宙船を国際宇宙ステーション(ISS)へ輸送するミッションでデビューした。その後約1年間で、宇宙飛行士を乗せた有人ミッションを2回と、いくつかの商業衛星の打ち上げをこなした。

しかしそれ以降、このブースターの主な仕事はStarlink衛星の打ち上げへと移行している。毎回ドローン船への着陸を成功させ、整備を経て再び飛行するサイクルを繰り返し、月に2回飛行したこともある。

直近の飛行では、フロリダから29機のStarlinkインターネット衛星を低軌道へ投入し、大西洋上のドローン船「A Shortfall of Gravitas」への着陸を成功させた。これが通算35回目のミッションとなる。


「40回」が目標——さらにその先へ?
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SpaceXはこれまで、Falcon 9ファーストステージの目標飛行回数を「40回」と設定していた。この目標が示されたのは2年以上前のことだが、ブースターが安全に飛行回数を重ね続けていることから、SpaceXが40回を超えて飛行回数を延長しようとしている可能性も示唆されている。

35回という数字は、スペースシャトル「ディスカバリー」が約40年間にわたって達成した39回の宇宙飛行という記録にも迫りつつある。


なぜこの記録が重要なのか
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競合他社を単独で上回る打ち上げ回数
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B1067が2021年6月にデビューして以来、米国を拠点とする中・大型ロケットの競合企業であるUnited Launch Alliance(ULA)が行った打ち上げ回数の合計は、Atlas Vが22回、Vulcanが4回、Delta IV Heavyが最後の3回、合計29回となっている。

つまり、この1機のFalcon 9ブースターだけで、競合他社の全ロケットを合わせた打ち上げ回数(29回)を上回る35回を達成したことになる。使い捨て型ロケット20機以上を超える質量を軌道へ投入したことにもなる、と記事は指摘している。

SpaceXの成功を支える基盤
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Falcon 9はSpaceXが週に数回ペースで打ち上げを行うほど運用が成熟しており、今やその飛行は「当たり前の出来事」として受け止められがちだ。しかし記事によれば、Falcon 9こそがSpaceXの現在の成功を支える根幹だという。

Falcon 9の成功によってSpaceXはNASAのために貨物・有人輸送を実現し、国際的な宇宙飛行リーダーとしての信頼を確立した。また、ファーストステージの着陸・再利用技術の確立と、それによる高頻度打ち上げの実現がStarlinkメガコンステレーションの展開を可能にし、SpaceXを黒字化へと導いた。

IPOとの関係
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SpaceXは金曜日のIPOで1兆7,500億ドルの評価額を目指しているとされており、その評価額はStarshipの頻繁な飛行と宇宙軌道上のデータセンター展開などの将来計画に基づくものだ。しかし記事はこう述べる——Falcon 9による実績がなければ、そうした将来計画への信頼性は生まれなかった、と。


まとめ
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1機のFalcon 9ブースターが5年間で35回の飛行・着陸を達成し、競合企業の同期間における全打ち上げ回数をも単独で上回るという事実は、SpaceXの再利用ロケット技術の成熟度を如実に示している。スペースシャトル・ディスカバリーの39回という記録も視野に入り、さらなる記録更新が注目される。

筆者の見解: 「当たり前」になったFalcon 9の打ち上げだが、その積み重ねがSpaceXという企業の信頼性と評価額を支えているという事実は、技術の継続的な運用こそが最大の実績証明であることを改めて教えてくれると感じる。


出典: A Falcon 9 booster turns 5 years old—and just set a remarkable reuse record

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