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GoogleのAI体制激震:HashabisがDeepMind離れ、重鎮研究者も続々退社

·5 分
著者
Alicia
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Googleを揺るがす「人材流出ドミノ」が止まらない
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GoogleのAI部門に重大な変動が相次いでいる。DeepMind共同創業者でありCEOのデミス・ハサビス氏が日々の業務から手を引き、親会社AlphabetでのAGI研究に軸足を移すと発表。それと時を同じくして、Google AIの礎を築いた著名研究者たちが相次いで退社を表明した。


ハサビス氏の役割移行:AGIへの使命感
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ハサビスCEOは自ら送ったメモの中で、「AGI(汎用人工知能)の実現に向けて生涯を捧げてきた。今、それはもう目前に迫っていると感じている」と表明し、役割の移行理由を説明した。

今後のポジションとして、同氏はDeepMindの会長およびAlphabetのチーフサイエンティストに就任する。また、AIを活用して生命医学上の問題解決を目指す「Isomorphic Labs」のトップは引き続き担当する。

DeepMindの日常的な運営は、コレイ・カヴクチュオウル氏が上級副社長として引き継ぐ。同氏はGoogleのCEOサンダー・ピチャイ氏に直接報告する立場となる。


主要研究者4名の集団退社と新スタートアップ「Discovery Loop」
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ハサビス氏の役割移行と時期を同じくして、Google AIを長年牽引してきた4名の著名研究者——クォック・レ、オリオル・ヴィニャルス、ジェフ・ディーン、サンジャイ・ゲマワット——がGoogleを退社し、新スタートアップ「Discovery Loop」を設立することを発表した。

Discovery LoopはAI技術を用いて科学的発見を自動化することを目標とし、パブリック・ベネフィット・コーポレーション(公益を目的とした営利法人)という形態で設立された。Wiredのスティーブン・レヴィ記者の報道によると、資金調達は創業者たちの優れた評判を主な根拠として行われたとされている。

ジェフ・ディーンとは何者か
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特に注目されるのがジェフ・ディーン氏の存在だ。彼はGoogleの30番目の社員という初期メンバーであり、Google検索を世界的な情報インデックスの巨人へと育て上げたシステム設計に深く関わった人物である。Google社内では「Jeff Dean Facts(ジェフ・ディーン神話)」と呼ばれる伝説的な逸話リストがGitHub上で維持されているほど、社内で神格化に近い尊敬を集めていた。また近年はヴィニャルス氏と共にGoogleのGemini AIモデルの設計に中核的な役割を果たしている。

記事によると、ピチャイCEOは特にディーンとゲマワットの両氏の引き留めに「複数回の面談」を経て尽力したが、4名は退社の意思を貫いたとのことだ。


「これだけではない」——連鎖する高プロフィール離脱
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今夏の一連の人材流出はこれだけにとどまらない。同じ時期に以下のような重要な退社が相次いでいる。

  • ノアム・シェイザー氏(元Googleエンジニアリング副社長、Geminiの共同リード):2017年の歴史的論文「Attention Is All You Need」(現代の生成AIを支えるトランスフォーマーアーキテクチャを初めて記述した論文)の筆頭著者であり、現在はOpenAIへ移籍
  • ジョン・ジャンパー氏(Google DeepMind副社長):タンパク質の立体構造を予測するAI「AlphaFold」の生みの親として知られ、Anthropicへ移籍
  • ジョナス・アドラー氏、アレクサンダー・プリッツェル氏(DeepMindシニア研究者):Geminiの立ち上げに大きく貢献したとされ、こちらもAnthropicへ移籍

人材流出と技術開発の停滞が重なる構造的懸念
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こうした人材流出は、Geminiの開発進捗の停滞と同時進行している。Googleは今春のI/Oカンファレンスで、最新フロンティアモデル「Gemini 3.5 Pro」を6月にリリースすると発表していたが、記事執筆時点では新しい低消費電力の「Flash」モデルが投入されたのみで、3.5 Pro自体はまだ公開されていない。その間にOpenAIとAnthropicはそれぞれ新モデルをリリースしている。

ピチャイCEOは「優秀な人材、世界最高水準のコンピューティングリソース、そして他のどの企業よりも多くの人々にAIを届けている製品がある」と語り、Googleの強固な立場を強調した。


まとめ
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ハサビス氏の役割移行単体であれば「大局的な判断」として前向きに評価できる側面もある。しかしシェイザー、ジャンパー、ディーン、そして複数のDeepMind研究者らが競合他社やスタートアップへと流れる状況が続いており、Googleが積み上げてきたAI人材の優位性に明確なひびが入りつつある。

筆者の見解: 競合他社への相次ぐ移籍や、公約したモデルリリースの遅延が重なる今のGoogleの状況は、単なる組織再編ではなく、AI覇権争いにおける重大な転換点を示唆しているように映る。今後のGemini開発ロードマップとDiscovery Loopの動向は、業界全体を見渡す上で見逃せないポイントとなるだろう。


出典: Google’s AI shake-up: DeepMind’s Hassabis steps aside, senior scientists depart

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