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LiteLLM供給チェーン攻撃で195TBの認証情報が漏洩、2500超の組織が被害

·5 分
著者
Alicia
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たった40分で2500超の組織が標的に——LiteLLM供給チェーン攻撃の全貌
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AI駆動のソフトウェア開発を効率化するオープンソースツール「LiteLLM」を標的にしたサプライチェーン攻撃により、テラバイト規模の認証情報が流出した。MicrosoftやAmazon、Cisco、Samsung、Salesforceなど世界を代表する組織のアクセス情報が含まれており、セキュリティコミュニティに深刻な衝撃を与えている。


攻撃の詳細:わずか40分で何が起きたのか
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セキュリティ企業のCloudSEKとHudson Rockが火曜日と水曜日に発表した調査結果によると、今回の情報漏洩は3月、被害者がPythonパッケージリポジトリ(PyPI)の公式配布元からダウンロードした、改ざんされたLiteLLMを使用したわずか40分間に発生した。

Hudson Rockは入手した195TBのファイルを解析して今回の侵害を発見。クラウドキー、リポジトリトークン、SSHキー、Kubernetesシークレット、パッケージ公開用認証情報、環境変数、AIプロバイダーキーなど、多岐にわたる認証情報が含まれていることをCloudSEKが確認した。

不正に改ざんされたバージョンのLiteLLMには、感染したマシンのメモリにアクセスし、その内容を収集して攻撃者が管理するチャンネルへ送信するコードが仕込まれていた。両セキュリティ企業の発表によると、被害を受けたCI/CD(継続的インテグレーション/継続的デリバリー)パイプラインの数は約43万4000件に上る。


攻撃の連鎖:Trivyへの侵害がLiteLLMに波及
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LiteLLMへの侵害は、単独の攻撃ではなく連鎖的なサプライチェーン攻撃の結果だ。広く使われている脆弱性スキャナー「Trivy」が先に攻撃を受け、そこからLiteLLMへの感染が広がった。今回のキャンペーンでは、「KICS」や「Telnyx Python SDK」も侵害された。

攻撃者として名乗りを上げているのは「TeamPCP」と呼ばれるグループで、研究者たちはその主張をおおむね裏付けている。このグループは雑多な構成ながら非常に高い能力を持ち、主にティーンエイジャーで構成されていると報告されている。

独立系セキュリティ研究者のKevin Beaumont氏は「データの正当性は複数の被害組織で確認済み。AIを急いで導入しようとする組織の姿勢と、不十分なDevOpsセキュリティが招いた大規模なサプライチェーン侵害だ」とコメントしている。


高い確度で被害が確認された主な組織
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CloudSEKとHudson Rockが高い確度で認証情報の漏洩を確認した組織の一部を以下に示す。

  • Nvidia Corporation
  • Amazon Web Services (AWS)
  • Samsung Electronics
  • Salesforce, Inc.
  • Cisco Systems, Inc.
  • Microsoft Azure関連環境
  • Siemens AG
  • Volkswagen AG
  • Thomson Reuters
  • FedEx
  • Deloitte
  • X Corp(Twitter)
  • Epic Games
  • Zscaler, Inc. など

なお、被害組織の特定には困難も伴うとされている。たとえばダンプデータに含まれていた「@siriusxm.com」ドメインのメールアドレスは、衛星放送局SiriusXM本体ではなく、同社子会社AdsWizzのインフラへの侵害を示すものだったという事例も報告されている。


なぜここまで被害が拡大したのか
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Hudson Rockは「多くのCI/CDパイプラインは汎用的に設定されており、漏洩した変数には企業を特定できる情報を含まないまま、有効なデータベースパスワードやAPIキー、クラウド認証情報が残っている」と指摘する。これにより、自分たちの情報が漏洩していることに気づかない組織が無数に存在する可能性がある。

また、Trivyの開発チームが自動化トークンをローテートしたものの、20日間にわたって完全には失効させなかったことも被害拡大の要因として挙げられている。この期間中、攻撃者は悪意のあるコードをサードパーティのビルドに強制プッシュし続けることが可能だった。


推奨される対処策
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両社は、LiteLLMの侵害されたバージョン(1.82.7および1.82.8)を使用した全組織に対し、以下の対応を強く求めている。

  • パイプライン上のすべての認証情報の即時ローテーション
  • クラウドキー、KubernetesサービスアカウントトークンおよびGitLab/GitHub PATの無効化・再発行
  • LiteLLM環境にアクセス可能だったシークレットはすべて侵害されたものとして扱う
  • ログ監査および通信フィルタリングの実施

まとめ
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Hudson Rockの共同創業者兼CTOであるAlon Gal氏は「単一の上流侵害が数千社に同時影響を与えるほどサプライチェーンが進化していることが、今回の事案の核心だ。LiteLLMの依存関係がハックされた約40分の窓が、43万件超のインスタンスで数百万のシークレットが収集される事態を招いた。この規模の侵害は、サイバーセキュリティ業界に全く新しい種類の対応を求めるものだ」と述べている。

筆者の見解: 今回の事件は、AI開発ツールの普及速度にセキュリティ対策が追いついていない現状を如実に示している。オープンソースの依存関係管理とCI/CDパイプラインのセキュリティ強化は、もはや一部の企業だけの課題ではなく、業界全体が取り組むべき喫緊の課題と言えるだろう。


出典: Terabytes of credentials leaked in massive supply-chain attack

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