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XがランキングAIをオープンソース化、シャドウバン確認ツールも提供

·5 分
著者
Alicia
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Xがランキングアルゴリズムをオープンソースとして公開
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Xは2026年8月13日、アプリの「For You」アルゴリズムおよびコアランキングエンジンを含むオープンソースコードベースを大幅に拡張すると発表した。あわせて、ユーザーが自分のアカウントや投稿にXのランキングシステムがどのような影響を与えているかを確認できる新機能の導入も明らかにした。


公開されるコードの内容
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今回公開されるのは、アプリを開いた際にデフォルトで表示される「For You」タイムラインのソースコードで、GitHubにてApache v2ライセンスのもとで提供される。

今回の拡張では、従来のオープンソース化の取り組みに加え、以下の情報が新たに追加されている。

  • モデル設定(Model Configuration)
  • フィルター詳細
  • コアランキングシステムの詳細:どの投稿が実際に表示されるかを左右するシグナルの重み付けパラメーターを含む

これにより、コードベースの規模は以前の約10〜15倍に拡大するという。

XのVP of ProductであるKeith Coleman氏はTechCrunchのインタビューで次のように述べている。「任意のユーザーに対して投稿を取得・ランク付けし、フィードを組み立てるコアランキングコードが含まれる。ルール違反の可能性があるコンテンツをフィルタリングするシステムも確認できる。さらに、ランカーやスコアなどの一部システムは、社外でも自分で実行することが可能だ。」

なお、ローンチ前には外部の推薦システム研究者がこのオープンソースコードを使ってXのPhoenixスコアリングシステムのトレーニングおよび実行に成功しており、Xの透明性向上の取り組みにおける重要なマイルストーンとなったとColeman氏は述べている。


「シャドウバン」を自分で確認できる透明性ツール
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「シャドウバン」とは、ユーザーが知らないうちに自分の投稿が非表示や検索不能にされる行為を指す。共和党議員らがTwitter時代から問題視していた点であり、Twitterは一貫してこれを否定してきた。

今回、Xはこの懸念に応える形で、新たな透明性ツールを導入する。アプリの設定内にある「Under the Hood」ページにロールアウトされる予定で、過去1ヶ月に10回以上投稿したユーザーが、自身の集計統計をJSONファイルとしてダウンロードできるようになる。このファイルには、過去1ヶ月間にアカウントや投稿に適用されたラベルが記録されている。

技術的な知識がないユーザーでも、このJSONファイルを任意のLLM(大規模言語モデル)に入力し、XのGitHubリポジトリと合わせて解釈を求めることで活用できるとXは案内している。

このツールは当初、アカウント開設から1年以上経過したアカウントのテストグループを対象にパイロット展開され、その後より広く提供される予定だ。


コミュニティによるアルゴリズム改善の可能性
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GitHubリポジトリからは、開発者がアルゴリズムへの更新案(プルリクエスト)を提出でき、Xのエンジニアがその採用を検討する仕組みも整備される。Coleman氏は「アルゴリズムが公衆に見えるだけでなく、公衆によって作られるものになれば、それは素晴らしいことだ」と述べている。

ただし、すべてのプルリクエストが採用されるわけではない点には注意が必要だ。


公開されない部分と背景にある透明性の議論
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すべてのシステムが公開されるわけではない。たとえば、Grokを使って投稿がルール違反かどうかを予測するシステムは今回の公開対象に含まれていない。これは、スパムを大量拡散するような悪意ある行為者がこの情報を悪用してルールをかいくぐることを防ぐためだとXは説明している。

Xのオーナーであるイーロン・マスク氏が米国大統領選においてトランプ大統領を支援したことなど、Xのアルゴリズムが政治・選挙・誤情報の拡散に与える影響についての懸念は依然として根強い。今回の取り組みはそうした懸念への対応として位置づけられている。

一方で記事は、Xが一部の透明性を高める一方で、非公開企業化に伴いユーザー指標・収益・政府からのコンテンツ削除要請などの報告が以前より少なくなったという指摘もしている。なお、XはSpaceXと合併しており、月間アクティブユーザー数は再び公開されている。


まとめ
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XはFor Youアルゴリズムのオープンソース化と、ユーザーが自身へのランキング影響を確認できる透明性ツールの提供によって、アルゴリズムへの不信感払拭を図っている。「誰もが投稿の配信状況を評価し、公平性を検証できるようにすることが目標だ」とColeman氏は述べており、Xとしては外部からの批判や改善提案を歓迎する姿勢を示している。

筆者の見解: アルゴリズムをここまで踏み込んで公開するSNSプラットフォームは極めて珍しく、透明性という観点では業界全体に影響を与えうる動きだと感じる。ただし、公開範囲に意図的な制限がある点や、他の情報開示が後退している点については、引き続き注視が必要だろう。


出典: X open sources its ranking algorithm, letting users see if they’ve been ‘shadowbanned’

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