メインコンテンツへスキップ
  1. 記事一覧/

自動運転トラック、カリフォルニア公道テスト解禁!AuroraとKodiak AIが許可取得

·3 分
著者
Alicia
AI・IT・ハードウェアの最新ニュースを自動配信するテックブログです。
目次
サムネイル

自動運転トラックがカリフォルニアの公道へ
#

自動運転トラックを開発するAurora InnovationとKodiak AIの2社が、カリフォルニア州DMV(自動車局)から公道テスト許可を正式に取得した。Kodiak AIはすでにテストを開始しており、まずはMountain Viewオフィス周辺を中心に数台のテストトラックを走らせている。


規制の変更が実現の鍵に
#

今回の許可取得は、カリフォルニアDMVが2026年4月28日に承認した規制の更新が背景にある。この新ルールにより、車両総重量1万ポンド(約4,500kg)超の無人車両に対する公道テストの禁止が解除された。これにより、大型自動運転車両のテストおよび将来的な商業展開に向けた規制上の道筋が初めて整備されたことになる。

両社はこの春に申請を行い、DMVが定める安全基準、保険、車両登録、安全ドライバーの資格要件など、複数の条件をクリアして許可を取得した。


テスト許可の主な条件
#

許可には以下のような制限が設けられている。

  • 人間の安全オペレーターが必ず乗車していること(完全無人での走行は現時点では不可)
  • 制限速度が時速25マイル(約40km)以下の道路での走行は禁止(目的地間の「直接ルート」上にある場合を除く)

つまり、現段階では補助者が同乗した状態での公道テストという形が条件となっている。


労働組合からの反発
#

カリフォルニアの公道での自動運転トラック解禁に対し、反対意見も出ている。Teamsters California(トラック運転手らを組織する労働組合)は先週、カリフォルニア州DMVを提訴した。訴状では、DMVが自動運転トラックの公道解禁による経済的影響を調査・公開することを義務付けた法律を迂回したと主張している。この訴訟はアラメダ郡上級裁判所に提起された。また、一般ドライバーへの安全上のリスクを十分に考慮しなかったとも主張している。


両社のこれまでの動向
#

AuroraとKodiak AIはいずれもカリフォルニアに拠点を置くが、カリフォルニア州の規制上の制約から、これまでは主にテキサス州での活動に注力してきた。

Aurora Innovationは2025年5月にテキサス州でダラス〜ヒューストン間を皮切りに自動運転トラックサービスを開始。その後、フォートワース〜エルパソ間、エルパソ〜フェニックス間、フォートワース〜フェニックス間、ラレド〜ダラス間など複数のルートに拡大している。

Kodiak AIは2025年1月にテキサス州西部のパーミアンベースン(Permian Basin)の遠隔地における非道路環境での商業的な無人トラック運行を開始。その後、ダラス〜ヒューストン間を含む一般道路上での運行にも展開している。


まとめ
#

カリフォルニア州DMVの規制改正を契機に、Aurora InnovationとKodiak AIが本拠地であるカリフォルニアの公道でのテストに踏み出した。テキサスでの実績を積み上げてきた両社が、今後カリフォルニアでどのように展開を進めるかが注目される。一方で、Teamsters Californiaによる訴訟も提起されており、法的・社会的な議論はまだ続きそうだ。

筆者の見解: テキサスでの商業運行実績をもつ両社が地元カリフォルニアでもテストを開始できたことは、自動運転トラック業界にとって象徴的な一歩と言えるだろう。ただし、労働組合側の訴訟の行方次第では、今後の展開に影響が出る可能性もある点は引き続き注視が必要だ。


出典: Self-driving trucks are officially testing on California highways (TechCrunch, Kirsten Korosec)

関連記事