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Steam「テラリーク」12TB超:10年分のPC gaming史が流出

·5 分
著者
Alicia
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12TB超の「テラリーク」が発生——Steam旧サーバーの秘蔵データが公開
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2026年8月末、Valveが運営するSteamの旧サーバーアーキテクチャ「Steam2」に関連する12TB以上のデータが、BitTorrentトラッカーを通じて一般に広まる事態が発生した。このいわゆる「テラリーク」には、2003年から2013年にかけてSteam上で公開されたほぼすべてのタイトルに相当するデータが含まれているとされる。


Steam2とは何か——なぜ2013年で区切られるのか
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「Steam2」とは、現在Valveが採用している「SteamPipe」システムに移行する前に使われていたコンテンツ配信システムだ。Valveは2013年にSteam2からSteamPipeへの移行を実施しており、この新システムは標準的なHTTPファイルツリーを採用することで、アップデート承認のボトルネックを解消し、差分ファイルのみをダウンロードする効率的な仕組みを実現した。

この移行によって、Steam2時代の古いゲームデータはValveのサーバーから事実上アクセス不能となり、アーカイブ保存者たちの間では「失われたコンテンツ」とみなされていたという。今回の流出は、その「失われた歴史」が実は消えていなかったことを示す形となった。


どのように入手されたのか
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著名なValve研究者「Gabe Follower」はSNSで、今回のテラリークに含まれるデータは「誰でもアクセス可能な公開APIエンドポイント」から取得されたものであると検証済みであると述べ、「Valveの責任だ」と指摘した。また、ValveのストリーマーでアナリストのScolcerも、データが取得されたサイトは「パスワードも何も保護がなく、完全に公開されていた」と語っている。

ただし、これらのデータが最近アクセスされたものなのか、それとも2013年のサーバー移行前に個人的にアーカイブされていたものが今になって公開されたのかは、現時点では不明だ。Valve Cut Content(VCC)Discordのモデレーターは、「デポファイルは昔にダウンロードされてプライベートコレクションに保管されていたのではないか」という見解を示している。


発見された注目コンテンツ
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今回の流出データの中でも特に注目を集めているのが、Portal 2の複数の未公開プレリリース版だ。以下のようなカットコンテンツが確認されている。

  • GLaDOSの新規カットダイアログ
  • Aperture社CEO「Cave Johnson」の意識がキューブに閉じ込められるシーン(スクラッチトラック版の音声も含む)
  • 完全な円形ポータル
  • 粘着ジェルおよびスローモーションガン
  • かつてValveの公式ドキュメンタリー映像で確認されていた、未発売のHalf-Life 2: Episode 3に関連するとされる武器モデル

Half-Life 3の未公開デポは含まれていないものの、「ep3」関連とみられるデータファイルが発見されたとも報告されている。また、Left 4 Dead 2CS: GOの初期ベータ版、Portalの続編として企画されながらキャンセルされたカメラ操作ゲーム「F-Stop」関連のモデルやグラフィックスデータなども見つかっている。

Valve以外のサードパーティタイトルとしては、SporeDragon Age: OriginsBatman: Arkham AsylumSonic the Hedgehog 4Spec Ops: The Lineなどのベータ版・プロトタイプ版も確認されている。


なぜこのニュースが重要なのか
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今回の流出が示す問題は単なる懐かしのゲームデータの公開にとどまらない。まず、Valveのサーバーが「非常に注目度の高いセキュリティ上の単一障害点」として機能していたという事実が浮き彫りになった。過去13年以内にリリースされたゲームは含まれていないとはいえ、影響を受けた大手パブリッシャーは、自社の未公開開発データがValveのセキュリティの甘さによって流出したことに不満を持つ可能性が高い。

また、著名なValve研究者のTyler McVickerは「このアーカイブには大量のサードパーティコンテンツが含まれており、Valveのビルドだけの場合と比べて法的リスクが格段に高い」と警告しており、データに触れることへの慎重な姿勢を呼びかけている。


まとめ
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2003年から2013年という10年以上にわたるPC gaming史のデータが一度に公開されたこの「テラリーク」は、かつて任天堂の内部開発ファイルが公開された「ギガリーク」に匹敵する規模の出来事として注目されている。

筆者の見解: 今回の事件は、プラットフォーマーが長期間にわたって保持する旧来のインフラに対するセキュリティ管理の重要性を改めて問い直すきっかけとなるだろう。公開APIエンドポイントが実質的に無保護のまま放置されていたとすれば、それはゲームの歴史的保存という観点と企業の知的財産保護という観点の双方に大きな課題を突きつけている。


出典: A 12TB Steam “teraleak” spills more than a decade of lost PC gaming history

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