↓ メインコンテンツへスキップ
  1. 記事一覧/

Waymoがラスベガスでロボタクシーサービスを開始、15都市目の展開へ

·4 分
著者
Alicia
AI・IT・ハードウェアの最新ニュースを自動配信するテックブログです。
目次
サムネイル

Waymo、ラスベガスでロボタクシーサービスを一般公開へ
#

Alphabet傘下の自動運転車企業Waymoが、ラスベガスでロボタクシーサービスの一般向け提供を開始した。ネバダ州の交通規制当局から最終承認を受けてからわずか数週間でのサービス開始となる。


サービスの詳細:エリアと車両
#

Waymoのスポークスパーソンによると、サービスは新型ミニバン型ロボタクシー「Ojai(オハイ)」を「数十台」から開始する。対応エリアは、ラスベガスの象徴的なエリアであるストリップのHighway 589以南からボルダー・ジャンクションにかけての範囲となる。今後、車両台数とサービスエリアは段階的に拡大される予定だ。

現時点では、利用を希望するユーザーは招待リクエストを送り、アクセスコードの取得を待つ必要がある。Waymoのこれまでの展開パターンを参考にすると、公式ローンチから1〜2か月以内に一般ユーザー全員に対してサービスが開放されることが多い。


ラスベガスはWaymoにとって15番目の市場
#

ラスベガスは、Waymoが展開する15番目の市場となる。現在Waymoは、オースティン、ダラス、ヒューストン、ロサンゼルス、マイアミ、ナッシュビル、フェニックス、サンフランシスコ・ベイエリアなどで運営している。また、今月初めにはデンバー、サンディエゴ、タンパでも招待制による一般公開を開始したばかりだ。なお、サンアントニオでは一度サービスを開始した後、一時停止している。

Waymo全体のフリートは現在4,000台超の車両を有し、十数都市に分散して展開されている。


ラスベガスは競合他社も集結する激戦区
#

ラスベガスは、Waymoだけが進出するわけではない。Tesla、Zoox、Motionalもラスベガスでの商用ロボタクシーサービス開始を計画している。

ネバダ州交通局(Nevada Transportation Authority)は、クラーク郡(ラスベガスを含む郡)での商用ロボタクシー運行を複数社に承認している。各社の許可台数は以下の通りだ。

企業許可台数(今後1年間)
Waymo最大1,000台
Tesla最大5,000台
Uber(MotionalおよびZooxとの提携)最大1,000台
合計最大8,000台

Uberは、HyundaiグループのMotionalおよびZooxとのパートナーシップを通じて運行する形態を取る。また、Tesla・UberもWaymoと同様に同局から承認を受けている。

なお、Teslaのサイバーキャブ担当チーフエンジニアのEric Early氏は、8月の規制当局との会合で、「1年以内に2,500台、あるいはそれをやや上回る台数に達することができれば非常に満足だ」と述べており、許可台数の上限に達することは現実的には難しい見通しだ。WaymoについてもTeslaについても、許可上限に到達する可能性は低いと記事では指摘されている。


なぜこのニュースが重要なのか
#

このサービス開始がとりわけ注目される理由は、競合各社の動きが加速している中でのWaymoの先行展開という点にある。Tesla、Zoox、その他の競合がWaymoとのリード差を縮めようとしている状況の中で、Waymoは米国内外(欧州も含む)への展開を積極的に加速させている。

また、ラスベガスはその規模と観光客の多さから、ロボタクシー普及に向けた重要な実証の場となりうる。記事では、今後1年間で同郡がロボタクシーで飽和状態になる可能性もあると指摘されており、都市インフラや交通政策への影響も今後注目される。


まとめ
#

Waymoはラスベガスを15番目の展開都市として加え、新型ミニバン「Ojai」数十台でロボタクシーサービスをスタートさせた。招待制から開始し、数か月以内に一般開放される見込みだ。Tesla、Zoox、Motionalなどの競合も同地での参入を計画しており、ラスベガスはロボタクシービジネスの主要戦場となりつつある。

筆者の見解: ラスベガスへの許可台数が合計最大8,000台にのぼるという数字は非常に大きく、仮に各社が目標台数に近づいた場合、都市交通のあり方が大きく変わる可能性を示唆している。ただし、記事も指摘するとおり、現実的には各社ともその上限に達するのは容易ではないとみられる点は留意が必要だ。


出典: Waymo opens robotaxi service in Las Vegas (TechCrunch, Kirsten Korosec)

関連記事