
Xbox「リセット」がさらに加速——追加268名の解雇と相次ぐスタジオ再編#
Microsoftが2026年9月22日、Xbox部門でさらに268名の従業員を解雇すると発表した。それと同時に、開発スタジオ「Ninja Theory」の売却交渉が2度にわたって破談したことが明らかになり、同スタジオは閉鎖協議に入る可能性が浮上している。
今回の解雇の規模と背景#
XboxチーフコンテントオフィサーのMatt Booty氏は社内メモで、今回の解雇対象は「Halo Studios、その他のファーストパーティスタジオ、およびXGSの管理・中央機能部門」にわたると説明している。
この268名の解雇は、単独で発生したものではない。Xboxは2026年7月にすでに1,600名規模の人員削減を実施しており、当時Xbox CEOのAsha Sharma氏はこれを「Xbox史上最大の組織再編」と表現していた。今回の解雇はそれに続くものであり、Microsoftの2027会計年度(2027年6月末まで)を通じて影響を受けると事前に予告されていた3,200のポジションのうちの一部にあたる。
Booty氏によれば、7月以降に実施された一連の施策(スタジオ売却を含む)により、発表済みの組織再編の「約4分の3が完了した」段階にあるという。
Ninja Theory——2度の売却交渉が破談、閉鎖協議へ#
今回の発表で特に注目されるのが、英国の開発スタジオ「Ninja Theory」の扱いだ。Microsoftは同スタジオの売却を目指して交渉を進めていたが、Booty氏は「残念ながら、2つの別々の合意が成立しなかった」と明言した。
これを受けてMicrosoftは、従業員との閉鎖に関する協議を開始しながら、「他の道筋の模索も続ける」としている。つまり、新たな買い手が現れれば売却の可能性は残っているものの、現時点では閉鎖への手続きが進んでいる状態だ。
その他のスタジオの動向#
今回の発表では、Ninja Theory以外のスタジオについても最新状況が共有された。
- Double Fine・Compulsion Games: すでにそれぞれ独立済み
- Undead Labs: 売却手続きが完了し、CompulsionおよびDouble Fineと「同様の条件で移行が成功した」とBooty氏が述べている
- Arkane(Bladeゲーム開発中): フランスの労働法に基づく協議が継続中。Booty氏によれば「年末まで協議が続く見込み」とのこと
組織再編の全体像——ActivisionがHaloを引き継ぎ#
今回の人員削減と並行して、Xboxは大規模な組織改変も実施している。Haloフランチャイズ、Sea of Thieves、そしてAge of Empiresを手がけるWorld’s Edgeが、Activisionの管理下へ移行することが明らかになった。これはXboxというブランドそのものの在り方が大きく変わりつつあることを示す動きといえる。
まとめ#
今回の268名解雇は、Microsoftが2027会計年度をかけて進めているXbox大規模再編の一環であり、全体の約4分の3が完了したとされる段階での追加措置だ。Ninja Theoryの売却破談と閉鎖協議入りは、ゲーム業界の関係者にとって特に衝撃的なニュースとなっている。Arkaneの行方も依然として不透明であり、年末に向けてさらなる動きが予想される。
筆者の見解: Xboxブランドの核心的なフランチャイズがActivisionに移管されるなど、今回の一連の発表はMicrosoftのゲーム事業が従来の「Xbox」という枠組みを大きく超えた形へと変容しつつあることを強く印象付ける。今後の展開については引き続き注視が必要だろう。
詳細は元記事を参照のこと。
出典: Microsoft is laying off 268 Xbox staffers and Ninja Theory may close — The Verge(著者: Tom Warren)


