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Slack対抗馬「Ando」登場!人間とAIエージェントが共存するチームメッセージ基盤

·5 分
著者
Alicia
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AIエージェントを「チームメンバー」として扱う新メッセージングプラットフォーム
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スタートアップ「Ando」が2026年9月24日にステルスモードを終え、人間とAIエージェントが共同で働くことを前提に設計されたチームメッセージングアプリを正式発表した。同時に、Accel・Index Ventures・Emergenceなどの投資家からプレシードおよびシードラウンドで計2000万ドルの資金調達も明らかにした。


なぜ今、Slack代替が必要なのか
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Andoの創業者Sara Du氏は、2025年に企業向けのMCP(Model Context Protocol)サーバー構築を支援していた際、多くの企業から「SlackのなかでAIエージェントを使いたい」という声を繰り返し受けたという。しかし実際には、メッセージのやり取りやエージェントへの適切なコンテキスト提供、さらにはトークンコストの問題など、技術的なハードルが多数存在していた。

Du氏はこの問題を深堀りするうちに、より根本的な課題を発見した。「SlackやTeamsは、今まさに過去のものになりつつある世界のために設計されていた」と彼女はTechCrunchに語っている。既存のプラットフォームでは、AIエージェントはあくまで「インストールするアプリ」として扱われており、チームの一員として機能する存在とはみなされていなかったのだ。

Du氏が特に問題視したのは、彼女が「ミートプロキシ(meat proxies)」と呼ぶ現象だ。これは、人間がAIエージェントの作業結果を自分でチームに転送・共有しなければならない状況を指す。エージェントとチームの間の「メッセンジャー」を人間が担わされている構図である。


Andoの技術的な特徴と機能
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AndoはSlackをはじめとする既存のメッセージングプラットフォームの完全な代替を目指している。最大の特徴は、AIエージェントが人間と同様に独自のアイデンティティとインボックスを持ち、会話に自然な形で参加できる点だ。

具体的な機能としては以下が挙げられる:

  • チャンネル・DM・グループ会話:人間が使う感覚と同様に、エージェントも参加可能
  • ライブ通話の文字起こし:通話内容をエージェントが確認・参照できる
  • 自律的な参加:エージェントはタグ付けされなくても自分でチャンネルを閲覧し、必要に応じて会話に参加する
  • 自発的な通知:人間への通知が必要と判断した場合、承認を待たずにエージェント自身がメッセージを送信できる

Du氏が特に印象的だったと語るのは、あるエージェントが異なるチャンネルで同じ問題について別々に議論されていることを検知し、誰かに指示されることなく全員をグループチャットに集め、背景を説明し、意思決定の提案までを行ったケースだ。「エージェントは人間よりも短時間で大量のメッセージを処理できるため、ある意味で人間よりも人間をうまく管理できるかもしれない」とDu氏は述べている。


競合環境と市場の現状
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Andoのアイデア自体は完全に新しいものではない。SlackはネイティブボットをAIエージェント化しており、MicrosoftもTeamsにCopilotを深く統合し、Office 365スイート全体と連携させている。

また、TwitterおよびBlockの共同創業者であるJack Dorsey氏も、人間とAIエージェントを一つのメッセージングアプリに統合した「Buzz」を発表しているが、こちらは主に開発者向けのポジショニングとなっている。

それでもDu氏は、既存の大手プラットフォームがAI対応への移行を模索している段階であることを踏まえ、AIエージェントをネイティブに扱う設計から構築したプラットフォームには依然として優位性があると主張している。


現状とこれからの展望
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Du氏によれば、Andoは現在、ソフトウェア・不動産・金融などの業界で15カ国の顧客と協業しているが、対象チームはまだ小規模なところが中心だという。今回調達した資金は採用の拡大とトークンコストの増加に充てる予定としている。

立ち上げ初期には「単に使い勝手の悪いメッセージングプラットフォーム」と受け取られることも多く、苦戦したことをDu氏自身も認めている。しかし、利用期間が長くなるにつれてエージェントの真価が伝わるようになり、手応えを感じ始めたという。


まとめ
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Andoは、AIエージェントを「ツール」ではなく「チームメンバー」として扱うことを出発点に設計された、Slackへの挑戦者だ。2000万ドルの資金調達を背景に、15カ国での展開を進めている。Du氏は「AIエージェントによって、非常に小さなチームが以前は数百人規模でなければ実現できなかった規模で動けるようになる」と展望を語っている。

筆者の見解: AIエージェントが職場コミュニケーションの中に「参加者」として組み込まれるという方向性は、今後の業務ツールの設計思想を大きく変える可能性を持つと感じる。ただし、実際の普及にはユーザーの意識変化も必要であり、Andoが初期に経験した「jankier(使い勝手の悪い)なメッセージングツール」という印象の壁は、同様の挑戦者が共通して直面する課題だろう。詳細は元記事を参照のこと。


出典: Ando wants to take on Slack with a team messaging app that lets humans and agents work together

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